緑内障の患者やその家族で作る「緑内障フレンド・ネットワーク」が中途失明の原因として最も多いとされる緑内障について広く考え、一年に一度は緑内障の検診を受けるようにと呼びかける日とするために制定しました。六(ろく)七(な)で「りょくない」の語呂合せです。日本では、緑内障が見つかっているのは全患者数のわずか10―20%とされています。同ネットワークが会員を対象に実施した調査でも、緑内障と診断される前に自覚症状がなかった人は約半分に上っています。緑内障フレンド・ネットワークは年に一回は眼科検診を受けてもらう契機になればと考えています。緑内障は現在、日本での中途失明原因の第1位 であり、40歳以上の20人に1人の割合で発症 しています。しかし、「緑内障が日本での失明原因の第一位である」という事実を、一般層の約8割が知らないという報告があります。緑内障に関する理解度を尋ねる質問でも「点眼治療は、一生涯続ける必要がある」(13.3%)、「日本人は、眼圧が正常でも緑内障になる人が多い」(9.2%)と関心の低さがうかがえ、緑内障に対するさらなる理解啓蒙が必要性だと実感します。一度損傷を受けた視神経は治療をしても元に戻らないため、早期発見での治療が求められています。日本緑内障学会会員の当院でも、緑内障の早期発見早期治療の一助を担えればと思っております。どうぞ、ご相談ください。
・緑内障フレンド・ネットワーク
http://www.gfnet.gr.jp