9月9日は「救急の日」です。語呂合わせの「9(きゅう)9(きゅう)」にちなみ、昭和57年に厚生省(現・厚生労働省)と消防庁が制定しました。目的は、救急医療や救急業務の重要性を国民に広く知ってもらうことです。実は目の病気やけがにも救急対応が必要な場合があります。薬品や異物が目に入った、急に視界に黒い影が出てきた、急激にかすんで見えるようになった――これらは放置すると視力が戻らなくなる恐れがあります。目は一度傷むと回復が難しい繊細な器官です。「少し大げさかな」と思っても、ためらわず眼科を受診してください。救急の日をきっかけに、もしもの時に早めに対応する大切さを思い出していただければ幸いです。