黄砂アレルギーは中国大陸から飛来する黄砂によって引き起こされるアレルギー性の疾患です。花粉症と同じように目、鼻、皮膚などに症状が出ます。花粉に比べて黄砂とともに飛来する砂塵には、PM2.5などの有害物質等も含まれています。その粒子は非常に細かいため、花粉に対する以上の注意と対策が必要です。目に入れば、異物感やかゆみ、アレルギー性結膜炎などを発症します。鼻に入ると、鼻水やくしゃみ、アレルギー性鼻炎のような症状を引き起こします。気管支に入ると喘息を誘発させる場合もあります。黄砂に含まれるカビ・ダニ・ホコリなどが原因のアレルギー性疾患、アトピー性皮膚炎などを発症する場合もあります。花粉症と同じような症状なので、花粉症だと思っている人がいるかもしれませんが、黄砂アレルギーの可能性もあります。また、両方を併発している場合もあるかもしれません。また、黄砂は一般のアレルギーを悪化させるという報告もあります。黄砂は、花粉に比べて粒子が細かいので、アレルギー症状を長引かせることが多くみられます。黄砂の中に近年では、砂漠の砂塵などの自然物質だけでなく、車の排気ガスや工場などから排出される有害物質、PM2.5などの人工的な有害物質も混ざるようになってきました。お困りの方は、どうぞご相談ください。気象情報のチェックもどうぞ。
大気中微粒子週間予測
http://sprintars.riam.kyushu-u.ac.jp/forecastj_list.html