会員として4月8日、9日、第121回日本眼科学会総会に参加してきました。今年は『学ぶ眼、学びの眼』と銘打って開催されました。
京都大学の眼科学教室に同期入局、今年教授になられた辻川明孝先生が座長を勤められた講演には懐かしい先生方のお顔も多数見受けられました。
前視野緑内障の概念や治療の意義、治療方法について大変勉強になりました。特に前視野緑内障の病態に眼底の血流が深く関与している最新の知見も紹介頂き、前視野緑内障を目にする機会が増えたと日常診察で感じている私には大変興味深い内容でした。他にもアレルギー性結膜疾患の最前線の研究、感染とアレルギーの関係性、角膜移植の新しい捉え方、色覚検査の捉え方、眼科領域で使われるルテインやビルベリーなどのサプリメントの発表もとても有意義な内容でした。これからも新しい知識を取り入れて、日常診察に臨んでゆきたいと思います。
第121回 日本眼科学会総会
http://convention.jtbcom.co.jp/121jos/program.html