年齢を重ねると体の筋力が少しずつ衰えるように、目にも「老化」が進んでいきます。この状態を アイフレイル(目の虚弱) と呼びます。アイフレイルは、視力が下がる前の段階から始まることが多く、気づかないうちに進行するのが特徴です。

例えば「夕方になると見づらい」「まぶしさを強く感じる」「本や新聞の文字が読みにくい」「視界がかすむ」などは、目の衰えのサインかもしれません。放っておくと緑内障や加齢黄斑変性などの病気に進むこともあります。

早めに気づいてケアを行うことで、進行を防ぎ、これからの生活を快適に保つことができます。そのためには、定期的な眼科でのチェックがとても大切です。特に40歳を過ぎたら、自覚症状がなくても年に一度は検診を受けることをおすすめします。

目は「生活の質」に直結する大切な器官です。小さな異変も見逃さず、元気な目を保つために、是非検査を受けてみてください。

予防には、定期的な眼科検診、目の保護に役立つ食事、適度な運動が効果的です。また、スマートフォンやパソコンの長時間使用を避け、目を休ませることも重要です。アイフレイルの予防とケアで、目の健康を守りましょう。奈良県で3施設めのアイフレイルアドバイスドクター医療機関として登録されています。